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青谷上寺地遺跡を学ぶ会

青谷上寺地遺跡は、平成3年青谷羽合道路の建設予定地を踏査。平成8年試掘調査。平成10年4月より発掘調査が始まる。当初から多種多様な保存状態の非常に良い遺物が出土。「弥生の博物館」とも呼ばれて、研究者はもとより、多くの人々から注目されるようになった。その後の調査で、日本海沿岸の潟湖に臨む弥生集落が他地域との交流を通じて発展する姿を示す典型的な例と言われ、そのことと相俟って、弥生時代の生活の様子を具体的に検討できる重要な遺跡として、平成20年3月28日に国の史跡に指定された。

 交易拠点としての集落として栄えた青谷上寺地遺跡は古墳時代には衰退するが、奈良時代から平安時代にかけての遺物も出土している。また、「古代山陰道」とみられる道路遺構を検出した。保存状態が良好で、低地における官道の構造を土木工学的な視点から探るうえで貴重な事例と評価されている。

 近隣の青谷横木遺跡からも「柳の街路樹が植えられた古代山陰道」、「高松塚古墳壁画に次ぐ全国2例目の「女子群像」板絵」が出土した。

青谷平野は弥生時代のみならず、古代を考える上でも極めて重要な遺跡であることが明らかとなった。

青谷上寺地遺跡を学ぶ会

多くの遺物についての情報が流れる中で、青谷住民から「弥生の博物館」とまで言われる天下に誇るこの遺跡を、自分たちのものとして学習することが出来ないか」という声があがり、妻木晩田遺跡の「むきばんだやよい塾」の結成に触発されることもあり、「青谷上寺地遺跡を学ぶ会」を結成した。
■発足 2000年8月
■会員数  35名
■目的 

①青谷上寺地遺跡をはじめ近隣町内の遺跡・遺物について学習し、祖先の築いた古文化についての知識を深め青谷弥生へのロマンを馳せる。

②学術的資料としての価値を理解し、この遺跡を町の誇りとして後世に伝え町づくり国づくりに資する。

■おもな活動

・学習会(講演会・見学会・古代体験など)を年6回 

・講師との懇談会

・研修旅行

・学習会(講演会)5回

・古代体験ものづくりワークショップ

・研修旅行1泊2日(唐子・鍵遺跡、大阪歴史博物館)

  新設!ボランティアガイド
「青谷上寺地遺跡友の会」
弥生時代の素晴らしい遺物に感動した住民から、町内に出土品の常設展示施設を作って欲しいとの要望がかない平成13年8月「青谷上寺地遺跡展示館」がオープンした。

展示館の開設にあたり、ボランティア解説員も養成された。「青谷上寺地遺跡友の会」と名づけガイドとしての最低限備えておかなければならない知識・技術を身につけることの研修活動から始めてガイドの活動が現在に至っている。

■活動のあらまし

  ・知識・技術の研修会

  ・展示館からの要請を受けて展示解説  

  ・他団体との交流会

■おもな活動

・コスモス田耕うん・草刈り・植栽

・あおや文化まつり2016展示:『弥生の匠に挑む』(鋳造(鏡)・貝輪・カゴ)

・青谷小学校お泊り学級 展示館見学と土器作り体験(補助)

・むきばんだまつり参加 青谷上寺地遺跡出土品紹介、貝輪つくり、餅つき    

・全国古代体験フェスティバル参加 琴づくり体験

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