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気高町郷土歴史研究会

鳥取市気高町の遺跡

気高町は、鳥取市の西部地域に位置していますが、山宮笹尾遺跡から縄文時代晩期の土器の他石鏃、ペンダントなどが出土したほか、町内各地で土器や石器の出土例が報告されています。弥生時代になると発掘調査により出土例も増えて、上原遺跡群などの逢坂地域遺跡群から竪穴住居跡や土坑、木棺墓などが見つかっています。古墳も数多く築造されており、前期から後期まで墳丘墓や方形周溝墓、前方古円墳、横穴式石室など地域的な特徴を持つ分布が認められます。律令期には、上原遺跡群から整然としたプランを持つ大型の掘立柱建物群やそれらを取り囲む溝などが検出されて、古代気多郡衙に比定されています。

さらに、気多郡の東側の段丘上に位置する

馬場遺跡で長大な掘立柱建物群や倉庫群が

検出されたほか、隣接する戸島遺跡では、

正殿と後殿に塀を伴う整然としたプランを

持つ建物群が検出され官衙関連施設と目さ

れています。同じ郡内にこのような官衙関

連施設が検出され注目されています。

気高町

青谷上寺地遺跡を学ぶ会と合同研修会

         (唐古・鍵遺跡にて)

気高町郷土歴史研究会

気高町内で最初の発掘調査となった二本木7号墳の調査に従事したメンバーが核となり「気高埋蔵文化財研究会」が昭和50年に発足しました。その後、考古学ブームや歴史愛好家のニーズにこたえる形で発展的に解消し、平成4年3月に「気高町郷土歴史研究会」が発足しました。

 平成26年4月には、地域の歴史文化やジオパークのガイドを行う「ヤサホーガイドの会」を結成し、ボランティアガイドの活動も行っています。

◆会員数:25名(平成29年度)

◆活動方針:郷土の歴史を調査研究し、知識の件さんと史実の発掘に努める。そして、郷土の歴史的文化遺産の保存保護の啓蒙普及と伝承を図ることを目的とする。

◆活動内容:年2回の会員研修や歴史講座の開催、町民文化祭への出展、年2回の会報発行、ボランティアガイドの活動などを行っています。近年は、青谷上寺地遺跡を学ぶ会と合同で県外へ研修に出かけて、友好を深めています。

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